Power Automate のアレイとは? Power Automate のデータの型の基本について

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概要

Power Automate などの Power Platform を非開発者が初めて触った場合、おおよそ引っ掛かるポイントが以下になります。

  1. データの型
  2. 変数
  3. JSON

今回はその中の最も基本となるデータの型について解説したいと思います。

そもそもデータって?

一般的には、「バイトがどうたら~」とか、「バイナリガー」とか小難しく書かれますが、要するにただの数字と記号です。 ほかにも、画像や音声、文字、映像などもデータに当たります。 このデータをもとに加工したり、「2021」という数字のデータに意味を持たせて「2021年」とった風に加工したりするとそれは人が理解するための情報になります。

データの型とは

先ほどデータの説明で数字や記号、画像など様々ありましたが、データの型とはその種類をあらわしたものになります。 一般的に、「文字列型」や「整数型」などが存在します。(プログラムの説明をするわけではないので相当省いています。詳しく知りたい方はこちらをどうぞ)

プログラミングには数多くのデータの型が存在しますが、Power Automate には以下の型が存在します。

  1. ブール値
  2. 整数
  3. Float
  4. 文字列
  5. オブジェクト
  6. アレイ

以上 6 個になります。

1.ブール値 (Boolean)

ブール値とは「Yes」「No」の2種類をあらわすことができるデータ型です。一般的に条件を調べる場合に使います。 Yes の場合は true、 No の場合は false という風に使います。

2. 整数 (Integer)

整数とはその名の通り、1,2,3 といった整数を扱います。-2147483648~2147483647 までの数値を扱うことができます。 例えば、年齢や西暦などを扱ったりします。

3.Float (Float)

Floatとは少数(10.123)を扱うことができます。 例えば、経過時間の計算結果や体重などに使ったりします。

4.文字列 (String)

文字列とはテキストを扱うことができます。例えば、誰かのメールアドレスや承認申請の理由、メールの文章などにこの型を使うことになります。

5.オブジェクト (Object)

オブジェクトとはワイルドカードみたいなもので、画像や JSON など様々なデータを扱うことができます。 1 ~ 4 で扱えないデータ型の場合この型を使うことになります。

6.アレイ (Array)

アレイとは別名配列とも呼ばれ、 1 ~ 5 の ** 同じデータの型を複数組み合わせたデータの型** になります。Excelのテーブル や SharePoint Online のリスト のデータがこの型とオブジェクト(JSON)の組み合わせになります。

まとめ

今回は Power Automate で扱われる 6つのデータの型の基本について解説してみました。 データの型は Power Automate でフローを作る時の基本になりますので、この 6 つは必ず押さえておきましょう。